論戦の反響/「生活者を最優先に」の姿勢伝わる/昭和女子大学理事長/坂東眞理子さん


 「政治や経済は、生活者が豊かに人間らしく生きるための手段」と井上幹事長が訴えたように、公明党の代表質問からは「生活者を最優先に」との姿勢がひしひしと伝わってきました。
 特に、女性の活躍や介護、子育てにも深く関わる働き方改革に対する主張は「わが意を得たり」と賛同するものばかり。山口代表は、非正規で働く人のキャリアアップ支援を強調しました。能力開発の機会拡大や、希望の仕事に就くための支援を通した若者たちへのサポートは喫緊の課題です。
 井上幹事長も正社員の6割しかない非正規の時間当たり賃金を8割にと指摘し、「同一労働同一賃金」のスローガンに具体性を与えています。長時間労働を是正する上限規制の設定も説得力があります。
 教育格差の解消や「貧困の連鎖」を断ち切るという観点から、給付型奨学金の創設など奨学金の拡充も、経済的な負担に悩む学生を間近で見てきた立場から必要性を切に感じます。
 「平和に勝る福祉なし」です。今後も公明党には、平和を訴え続けながら、生活者目線の政治を貫かれるよう期待しています。


公明新聞  2016年10月02日 付け


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