東京都の築地市場(中央区)の移転先に予定されている豊洲市場(江東区)の土壌汚染対策をめぐる問題に関して、都議会公明党(長橋桂一幹事長)は12日、都中央卸売市場の岸本良一市場長らから問題の経緯などについて報告を受けた。
 岸本市場長は、主要な建物の地盤で盛り土が行われていなかった問題について、市場が事実と異なる説明をしていたことに対し謝罪した後、今後の対応策について説明した。
 長橋幹事長からは「都民の信頼を裏切る行為であり、安全性への信頼を根本から損なう行為だ」とした上で、市場に対して「事態を重く受け止め、都民、議会の信頼を取り戻すよう対策を求める」と述べた。
 さらに、盛り土が行われず主要施設の地下に空洞ができ、水がたまっている点については、汚染状況の調査を実施し、都民、議会に説明するよう求めた。
 報告を受けた後、都議会公明党は、「豊洲市場整備問題対策プロジェクトチーム(PT)」の設置を決定。同PTは今後、現地調査や関係者からのヒアリングなどを行い、対応策を検討していく。
 『小池都知事が幹部に調査指示』
 東京都の豊洲市場の土壌汚染対策をめぐり、都が事実と異なる説明をしていた問題で、小池百合子知事は12日午前、副知事ら幹部を集め、施設の安全性確認や一連の経緯の調査に早急に着手するよう指示した。2008年7月に土壌汚染対策に関する報告書をまとめた専門家会議を再開させる方針も示した。
 同市場の敷地は東京ガスの工場跡地。有害物質が検出されたため都は敷地全域で4・5メートルの盛り土を行うとホームページ(HP)などで説明してきたが、主要施設の下では実施されていなかったことが発覚した。


   公明新聞  2016年09月13日 付け

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