福田たえ美 です。
発達障害者就労支援センター「ゆに」が、世田谷区で開設して来月で1年を迎えます。
この1年間の実践報告会が、成城ホールで行われました。
第一部は、この1年を振り返り見えてきた現状と課題。
「ゆに」では、相談で終わらず、就労支援も実施しています。
①自立訓練(生活訓練)
②就労移行支援
③就労継続支援B型
この様な、支援も実施する中で見えてきたことは・・・
2007年から、特殊教育から特別支援教育へと変わりました。このころから、支援を受けやすい環境へと変化してきました。
この様な支援が無かった時代の人たち(10代の人以外)は、社会的にも理解も支援も無く辛かった様子が浮き彫りになっています。
第二部は、当事者の方を交えてのパネルトークが行われました。
当事者の方々のメッセージは、心に残りました。
子どもの頃の「いじめ」が、今も心に刻まれてる。
せめて、親だけでも子どもの発達障害のことを理解して欲しい!
理解することが難しかったら、努力だけでもして欲しい!
親の理解が、子どもにとって一番の安心なんです!
心からの叫びでした。
これによって、プランが立てれない。
どこが目標か分からないので、どこまで頑張れば良いか分からず、自己抑制がしにくい。
こんな状況になってしまうんです。
こんな特徴をセンターでは、上手に支援をしながら、自立へと繋ぐ努力をしています。
また、様々な過敏症が本人たちを苦しめています。
その中の一つに、聴覚過敏。
人は、外部の音を全てキャッチしてるのでは無く、取捨選択しています。それは、必要な音だけをキャッチする脳の能力です。
雑音の中で、会話の相手の音だけをキャッチすることがそうです。
発達障害の人は、脳での取捨選択が上手く出来ず、全ての音が入ってきて辛いそうです。
私も、発達障害について勉強する機会を持ち続け少しづつでも理解者へと近づいて行きたいです
勇気を出して、パネルトークに出られたお二人には大拍手を贈りたいと思います