中等度難聴児発達支援事業の実現(平成26年4月)

中等度難聴児発達支援事業の実現(平成26年4月)

障害者の手帳の取得に至らないが、聞こえ方に不自由を感じる中等度難聴の子どもは学校でも辛い思いをしている。そんな子どもたちにも、補聴器の助成を行って欲しいとの声が届きました。 聞こえ難いお子さんは、どんな苦労をしているのか?区立小学校に設置されている「きこえとことばの教室」に伺ってみると、静かな場所での会話は順調ですが、少しでも雑音が入る廊下などでの聞き取りに苦労をしている様子がうかがえました。中等度難聴児は、生活の音への反応は良好でも、聞き取る能力や言語の発達、学力、コミュニケーション障害で孤立、不登校など、社会生活面での問題などを抱えがちで、早期からの適切な補聴器装用と教育的介入が重要と言われています。しかし、公的援助がない中等度難聴児にとって、片耳約12.5万円、両耳平均約25万円との経済的負担はあまりにも大きいです。区議会で負担軽減を求め、補聴器購入費の9割補助が実現致しました。

(平成26年4月)