糸魚川で大火、避難勧告/強風が影響 駅近くの140棟延焼
22日午前10時半ごろ、新潟県糸魚川市大町の料理店から出火し、住宅や店舗など約140棟が延焼した。現場はJR糸魚川駅近くの市中心部。強風を受けて風下に燃え広がった。40代の女性2人が煙を吸うなどして軽傷を負った。
糸魚川市は363世帯、744人に避難勧告を出した。新潟県と同市は災害対策本部を設置し、米山隆一知事は陸上自衛隊に災害派遣を要請した。
糸魚川市消防本部によると、火災は強い南風を受け、出火した店舗から風下の北側に約300メートルにわたり広がったとみられる。延焼した範囲は、日本海に面する国道8号まで及び、同市大町や本町の家屋計140棟に上った。糸魚川市は市内2か所に宿泊所を設けた。
新潟地方気象台によると、糸魚川市では午前から平均13メートルの強い南風が吹き、午後0時すぎには最大瞬間風速で24・2メートルを記録した。
現場はJR糸魚川駅北口を出て、北西側にすぐの商店街。金融機関の支店や酒造所、商店や飲食店が軒を連ねている。
『公明党県本部が対策本部を設置』
新潟県糸魚川市での大規模火災に対応し、公明党新潟県本部(志田邦男代表=県議)は22日、同代表を本部長とする「新潟県糸魚川市火災災害対策本部」を設置した。
公明新聞 2016年12月23日 付け