東京都議会の総務委員会が13日開かれ、舛添要一知事の政治資金などをめぐる疑惑について、知事に出席を求め、集中審議を行った。公明党から松葉多美子議員が質問に立った。
 松葉議員は、美術品の大量購入について、新党改革比例区第4支部と資金管理団体のグローバルネットワーク研究会(いずれも2014年に解散)が、314万円で106点購入したことを確認。知事が「解散した政治団体のものは(資金管理団体の)泰山会が所有している」と回答したことに対し、「14年分の政治資金収支報告書には、それらの美術品をもらい受けた記載がない」と指摘した。その上で、資産価値のある美術品の記載がないのは、政治資金規正法上「重大な問題だ」と糾弾した。
 また、知事が代表だった当時の新党改革の12年と13年の政治資金収支報告書によると、1050万円もの組織対策費が知事に支払われていると指摘。組織対策費として支出した際の領収書を提出し、使途を明らかにするよう求めた。舛添知事は「領収書は保存していない」と答えた。
 続いて、松葉議員は、都議会公明党の調査チームが知事の公用車の使い方を独自に調べたとして、災害発生時に神奈川県湯河原町の別荘に公用車で向かっていた事実を列挙。昨年9月には、豪雨で鬼怒川(茨城県)が決壊し、都内の一部で避難勧告が発令された中でも、別荘へ向かったと強調した。都の職員が対応に奔走しているにもかかわらず「別荘で過ごしていること自体、知事の職責を全うしていると考えているのか」と追及。知事として「危機管理意識が甘い。責任感が欠如している」と訴えた。
 また、党として知事に対して議会質問などを通し、東日本大震災の被災地への訪問を何度も促してきたが、一向に行こうとしなかったことを挙げ、「1年間に49回も湯河原に通っていた。最初から行く気がなかったのではないか」とただした。「知事は震災からの復興五輪(東京五輪・パラリンピック)を語る資格はない」と主張。「辞職すべきだ」と糾弾した。


公明新聞   2016年06月14日 付