福田たえ美 です。
「地域で医療の相談が、いつでも気楽にできる場所が身近にあるといいわね。」
区民の方から、そんな声が届きました。
それを実現している地域があります!
新宿区の戸山ハイツにオープンした
「暮らしの保健室」です。
厚生労働省の新規事業「在宅医療連携拠点」モデル事業としてスタートしています。
高齢化率5割以上の戸山ハイツでは、在宅医療やがん治療等関する情報不足。既存の機関では、敷居が高すぎて利用しにくく、身近なところで情報発信が必要と感じ、
がんの相談窓口ともなる「暮らしの保健室」の開設となったそうです。
地域のみなさまに開かれた場所で、ゆっくりお茶を飲みながら過ごしたり、相談したりできます。
保健室では・・健康の相談、がん患者やその家族の相談、在宅医療も理解した看護師が病院と地域のお医者さんの橋渡しなどしてくれます。
病院で受ける病気の説明が理解しにくかったり、治療以外の体や心の不安をどこで相談すればいいのか?そんな気持ちに寄り添う保健室です。
医療スタッフのアドバイスのお陰で、病気や介護の重症化予防など様々な効果が出てきいるそうです。
私も、医療現場で働いていたこともあり、よく検査結果の見方や病気のことなど教えて欲しいとの相談を受けます。
新宿区の様な地域に開かれた医療的相談場所は、本当に必要だと実感します。
本当にお忙しい中、私たちの視察にご協力いただいた皆様に心より感謝申し上げます。