世田谷区議会議員の福田たえ美(妙美)です。
がん治療が、飛躍的に進歩をしています。
先進医療・・・
陽子線治療
重粒子線治療など
選択肢の幅が広がったが、
治療費の問題が残ります。
少しでも治療費の負担を軽減するために、
世田谷区では「がん先進医療費利子補給制度」が
平成30年度よりスタート致しました。
https://r.nikkei.com/article/DGXMZO28953960T00C18A4L83000?s=2
区が指定する金融機関で、
がん先進医療費の融資を受ける場合、
350万円までのローンに対し利子
(固定金利 1.25%)相当額を最大10年間助成。
http://www.city.setagaya.lg.jp/kurashi/105/146/1806/d00158278.html
平成25年 9月 決算特別委員会 福祉保健所管
◆福田妙美 委員
次に、がん先進医療費ローンの金利補填について伺います。
昨年、私と同世代の友人ががんで亡くなりました。このことを通してさまざまなことを考えさせられました。がんを宣告されると、患者も、家族も、がんによる痛みだけではなく、仕事や療養費、また生活資金など新たな悩みが発生いたします。一日でも長く生きていてほしかった。治療法を一緒に探りながらも、そのかいなく亡くなりました。
最近は、がん治療の取り組みも医学の進歩により、切らずに外来で仕事をしながら治療できる陽子線を初め、重粒子線、免疫細胞療法、ワクチン治療とさまざまな方法が出てまいりました。しかし、多くのケースを見ますと、先進医療などで治せる可能性が見えていても、それに対応する資金面を考えますと、治療方法を選択する手だてがないのが現状です。
世田谷区健康づくり推進条例に、区民が健康に関して安全で安心して生活できる地域社会全体の環境づくりを進めることなどをもとに、区の「健康せたがやプラン」は、二十四年度から十年間の目標に六十五歳未満での死亡する割合を減らすとの目標が掲げられています。世田谷区の死因のトップががんであります。がん検診から治療方法選択や在宅療養生活開始まで、切れ目のない対策が必要です。
厚生労働省が認めた先進医療は百種類近くありますが、保険対応がされない限り自費診療となり、三百万円などという高額な費用負担が生じます。このような状況から、命を救うのもお金次第などと厳しい現状を訴える声もあります。
今年度から豊島区では、がん先進医療費利子補給事業が開始されました。厚生労働省が定める先進医療のうち、がんの治療を目的とした医療に対して課税所得七百万円
以下、借入額上限三百万円、利子相当額一・七五%を最大八年まで助成を行う事業です。
我が区においても、がん対策推進条例の検討にあわせて、がん先進医療ローンについて利子補給制度を設置していただきたいと考えますが、区の見解をお聞かせください。
今日、がんの治療には医療技術の進歩によりさまざまな治療法が用いられております。しかしながら、治療を受ける患者御本人や家族の経済的負担が大きいことから、有効な治療を選択し、受診しやすい環境づくりを推進していくことが重要な課題であると認識しております。
国保を初めとした各種医療保険では、医療費の自己負担が過重にならないよう、高額医療費制度等が設けられておりますけれども、高額な医療費が必要となるがん先進医療を受ける際には、この医療保険の保険外診療というふうになるために、その費用が全額患者の負担となってしまいます。
お話のありましたがん先進医療費に対する利子補給につきましては、治療の選択肢を広げ、患者や家族の経済的な負担を軽減する支援策の一つであるというふうに考えております。今後、がん対策推進条例の制定に向け、条例に基づく施策等の検討の中で、他の自治体の先行事例等も調査の上、研究してまいりたいというふうに考えております。
◆福田妙美 委員 ぜひとも研究をよろしくお願い申し上げます。
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ありがとうございました〈(_ _)〉
世田谷区議会議員 福田たえ美(妙美)
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